2008年05月16日

伐採した桜の木でくんせい作り=東京・小金井

20837795.JPG【PJ 2008年05月16日】− 伐採した山桜の木を利用して、くんせい作りをしているグループがあると聞いて、5月12日(土)に取材に出掛けた。あいにくの雨だ。JR東小金井駅を北口に出て、市内の循環バス(CoCoバス)に乗って桜町病院入口で降りる。そこから約3分歩くと、畑の向こう側の木々の茂みに白い煙が見えた。近くまで行くと、雨よけのシートを張って7〜8人の人たちがくんせい作りをしていた。場所は、小金井市の浴恩館公園の一角だ。

 くんせい作りをしているのは「小金井くんせい倶楽部」の皆さんで、代表の大浜健さんと、メンバーの大澤加陽子さんにお話を伺った。

 ―くんせい作りを始められたきっかけは何だったのですか?
 「以前、小金井市役所で公園の管理を担当していた係から、伐採した山桜の木を何かに利用できないかという話があって、くんせい作りをしましょうということになりました。当初は、その係がくんせい講座を開催していましたが、無くなりました。今は、『小金井くんせい倶楽部』が一日体験会を開催しています」と、大浜さん。

 「小金井市は東京都で一番桜の木が多い街なんです。桜の木を管理して伐採するので、桜のチップは無料で手に入ります。みんなでくんせい作りをするのは楽しいですよ」と、大澤さん。

 普段は雨の日は開催しないそうだが、材料の仕込みを一週間前にするので、開催日が遅れると材料の鮮度が落ちて好ましくないそうだ。

 ―どういう食品をくんせいにするのですか?
 「主に、ベーコン、ハム、チキン、サーモン、玉子、チーズ、パストラミ等です。」大澤さんは、くんせい作りの流れを簡単に教えてくれた。

<くんせい作りの流れ>
1)一週間前から、肉などの仕込みをする。
2)開催日の前日に塩出しして、一晩、風で乾かす。
3)当日持ち寄り、くん煙機でくんせいにする。

 当日は、午前9時頃(ごろ)から準備を始め、10時頃(ごろ)にくん煙機に火を入れる。温度を摂氏70度〜75度に保ったまま煙でいぶす。午後3時頃(ごろ)に手作りのくんせいができあがる。なんと、くんせいを作るくん煙機も皆さんの手作りだそうだ。午前10時に火を入れてからできあがるまで時間があるので、その間に昼食を作って食べたり、木工細工をしたりするそうだ。一日に、幾つもの楽しみがある。

くんせい作り一日体験会の詳細は次の通り。

開催日:9月から翌年5月までの土曜日で、不定期に月2回実施。夏場は休み。
開催場所:小金井市の浴恩館公園内
参加費用:一回千円。
(連絡先)小金井くんせい倶楽部 代表 大浜 健
電話番号:090-2429-3223
FAX:042-319-2803 

 わたしは、パストラミを一ついただいて自宅で食べたが、おいしかった。伐採した桜の木を有効活用して、緑豊かな公園の中で、楽しみながらくんせいを作る。できあがったくんせいは夕食のおかずにもなる。「小金井くんせい倶楽部」の皆さんは、地域の特性を生かした楽しみ方をしていた。【了】

【写真】くんせい作りを楽しむ「小金井くんせい倶楽部」の皆さん。右側の茶色い箱が、くん煙機。東京都小金井市の浴恩館公園の一角で。この日は、あいにくの雨で雨除けにシートをかけていた。(撮影:葦乃原 光晴、5月10日)

ashinohara05 at 22:00 │Comments(0)TrackBack(0)clip!PJニュース 

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